
2011年10月
江別市の「江別市ガラス工芸館」
江別
江別市の「江別市ガラス工芸館」をご紹介するレポートです。
レポーターは編集部の新目七恵です。
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JR野幌駅北口の道路を直進して徒歩約15分。国道12号線を越えたところに、「江別市ガラス工芸館」はあります。
駅前通りの一本裏道、「野幌グリーンモール」を散策しながら向かいます。
野幌公民館、中学校を通り過ぎて右手。そっと建つ美しい洋館が、ガラス工芸館です。
レンガ造りの、ちょっと独特な外観が目を引きます。
というのも、実はこの建物、故・石田惣喜知さんという方が、昭和21年に自ら設計・建築したのだそうです!
石田さんは、江別市の老舗レンガ工場のひとつ、「北海煉瓦合資会社」の当時代表社員でした。
レンガで邸宅を作ってしまうなんて・・・さすが、レンガの町・江別。
そして、個人でこれだけの建物を作り上げた石田さんの熱意に感服!
この「旧石田邸」が改修され、現在は工芸館として一般公開されているというわけです。
個性的な意匠をじっくり鑑賞した後、館内へ。
レンガ壁の館内で、ガラス工芸作品たちがキラキラと輝いています。ふと横を観ると、窓越しに工房内が見えます。
熱心に作業されている方を発見!
この工芸館で創作活動をしているガラス工芸作家・柿崎均さんでした。
笑顔が明るい、ステキな方です。
柿崎さんは秋田県ご出身。
24歳のときにガラス工芸の世界に飛び込み、東京、アメリカ、スウェーデン、イタリアと国内外で活動し、工芸技術を習得、研さんを重ねてきました。
日本での拠点地を探していた2004年、人づてにこの場所を知り、江別市に移り住んだのだとか。
北海道には20代のころ、当別町の「スウェーデン交流センター」という施設でガラス技術を学んで以来、約20年ぶり。
「ガラス」を通じた不思議な縁で、北海道とつながっているのですね。
工房スペースは、地下から2階までの吹き抜けになっています。
取材中の優しい雰囲気とは打って変わり、真剣な表情でガラス作りに励む柿崎さん。
クルクルと回りながら、変化していくガラス。
その不思議な美しさに、思わず見とれてしまいます。
こちらでは、「吹きガラス体験」(3000円、要予約)もできるそうです。
2階はギャラリースペース。
柿崎さんの作品をじっくり鑑賞できます。
ガラスと木工を組み入れた独創的な作品や、テーブルランプなどが並びます。
陽ざしが差しこむ静かな空間で、ガラスに囲まれる時間。
慌ただしい日常からふと離れて、そんなひとときを味わいました。
20年以上ガラス工芸を続ける柿崎さんに、その魅力を伺いました。
すると、「例えるなら、悪い女に惚れてしまった、って感じかな」と意外な答えが(笑)。
高温で溶かし、一瞬で形作るガラス工芸。
道具を扱う高度な技術が必要で、それでも思い通りにならないことも多いのだそうです。
そんな中で、ふとうまくいく瞬間があって、それがたまらないのだとか。
う~ん、深い。
最初は笑ってしまったその例え話も、ちょっと納得(笑)です。
日々ガラスと向き合う柿崎さんの作品は、館内で300円~販売しています。
〝窯業のまち〟江別ならではのレンガ洋館と、それを彩るガラスの世界。
どちらも楽しみに、ぜひ一度、足をお運びください。
[DATA]
・江別市野幌代々木町53
・開館時間 10時~17時
・入館料 無料
・開館日 5~10月までの土・日・祝日
※見学や体験希望の方は、事前にお電話ください。
・電話 011-384-7620
・公式HP http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/kyouiku/koukyosisetu/garasu/garasu.html
・柿崎さんのHP http://www.kakizaki45.com/
2011/10/12 23:11|江別|コメント(0)|トラックバック(0)

















