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石狩市の「濃昼山道」

石狩

石狩市のトレッキング路「濃昼山道」をご紹介するレポートです。

レポーターは「バスガイド花子」さん。

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秋晴れとなった日曜日、
バスガイドの後輩Aちゃんと休みが一緒になったので、石狩市の「濃昼山道」へ紅葉狩りに出掛けました!

読めますか?「濃昼」
「濃い昼」と書いて「ごきびる」と読みます(笑)
「くちびる」でも「ごきぶり」でもありません・・・
「ごきびる」とはアイヌ語で(ポキンピリ=山陰)という意味があるのだそうです。

札幌市中心部から、国道231号をおよそ1時間半位北上します。
やがて、海岸沿いに車を進め「新赤岩トンネル」を抜けると・・・
こんな標識が見えてきます。

左折し旧道へ入ると、濃昼側山道入口に到着です。

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その先「通行止め」ゲートのところが山道の入口です(中央バス旧「濃昼」バス停小屋があります)

「濃昼山道」と書かれた看板があるので迷うことはありません!


「では・・・いってきまーーーす」

一応、念のため・・・
熊除けの鈴ならぬ「笛」を持ちました(バスガイドですから)笑

♪ピーーーーッ、ピーーーーッと鳴らしながら山の中に入っていきます。

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ところが・・・目の前を「川」が流れています。けっこう深いです・・・
でも、大丈夫!二人とも長靴です(笑)

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落ち葉を踏みしめながら、どんどん歩きます!

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この山道は、海岸沿いの国道231号が開通する以前の生活道路。
安政3年(1856年)厚田場所請負人の浜屋与三右衛門が切り開いたもので、当時ニシン漁で賑わった厚田から浜益の海岸線に点在する漁師小屋へ物資を運ぶ唯一の補給路として重要な役割を果たしていたのです。

昭和46年に国道が開通と同時に長い間「廃道」になっていましたが、平成10年「濃昼山道保存会」の人達によって再び道が整備され、随所に「案内板」が設置されたのです!

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「昔の人って大きな荷物を持っての山越えだから大変だったよね~」と、しみじみ語るAちゃん。

そうなのです・・・

多くの行商人が米、味噌、など生活用品を背負って往来した訳ですが・・・
時には寒さと雪のため行き倒れになったり、崖からすべり落ちるなどの悲しい出来事もあったようです。

冬も通行していたのですね・・・

それを思えば、なんのその!
急に歩きに勢いがついてきました(笑)

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「標高はわずか357mらしいよーー」私が言うと、すかさずAちゃん・・・
「それって、函館山くらいありますよね」(さすが、ガイド!)

函館山を歩いて登ることを考えると一瞬、ぞっとしましたが・・・
気を取り直して~

サクッ、サクッ・・・落ち葉を踏みしめながら更に歩き続けます。

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ではここで一つ「濃昼山道」の険しさを物語るお話がありますのでご紹介いたしましょう(日本むかしばなし風に)笑

「濃昼に嫁ぐお嫁さんが厚田で髪を結い、晴れ着姿のまま山道を歩いて行ったときのことじゃった~。
よ~うやく濃昼の村が見えるところまでたどりつき、後は下りの楽な道だけになったとさ。
お嫁さんはもう一度、裾をはしょり直して木につかまりながらゆっくりゆっくり下っていったんじゃ。
ところがじゃ・・・あら!大変!途中でカツラがぬげてしまい”ころころ~~~”と転がっていったとさ。
そしてお嫁さんより先に、そのカツラが濃昼の村に着いてしまったんじゃと」

めでたし、めでたし~おしまい
(あ・・・めでたしでは無かったですね)汗

お嫁さんがつかまった木は・・・この木かなぁ~

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また、どんどん歩き進めると、途中深い沢がいくつもあります。

その一つに、通称「バカクサイ沢」と言われる沢があります。

これは、対岸が手が届くように近いのに、沢が深いので恐ろしくて飛び越えることが出来ず、対岸をうらめしそうに眺めながら疲れた足で、その沢を約1キロも遠回りしなくてはならないのです。
ここを通る人は誰でも「バカクサイ」と思うところから「バカクサイ沢」の名がついたそうです(笑)

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そんな由来を思い出しながら歩くと・・・楽しさが倍加しますね!

あ!Aちゃんが変わった花を見つけました。
”マムシ草”です

途中で茎が折れてしまっていたのだそうです。

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「月見草」も最後の力をふりしぼるように一生懸命咲いていましたよ



濃昼側から頂上まで、およそ1時間20分。
そのまま「安瀬」(やそすけ)側へ抜けることもできますが、安瀬側の方が難所だそうです(濃昼~安瀬間は、およそ11キロ)

私達は無理せず・・・
紅葉を楽しんだら、また元の道を引き返しましたよーー。

昔の難所も、今では軽い登山気分で比較的簡単に歩けます。
山海の眺望や、花々、そして秋は紅葉を楽しむ(山菜取りも?)絶好の散策路。

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根雪になる前に、ぜひ紅葉を楽しんできてくださいね!




■濃昼山道
・住所:北海道石狩市厚田区濃昼
・交通:国道231号線を留萌方面へ、安瀬または濃昼に登山道入口の小さい看板あり
・電話:(社)石狩観光協会(0133)62-4611

 


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